若手リーダーとして、商店街での活動に意欲的に取り組まれていると思いますが、具体的な活動内容や気を付けていることなどがありましたらお聞かせください

所属する五日市商和会の夏の催し「ヨルイチ」が今年２年ぶりに再開し、実行委員募集の呼びかけに応える形で企画に携わりました。

実行委員では、感染防止のため中止の判断をせざるを得ない企画もある中、「きつねの提灯行列」という、子どもの顔にきつね模様の白塗り化粧を施す催しを残したいと考え、感染防止のため顔に直接施す化粧を手作りお面に変えることを提案しました。
商店街にある２つの保育園と交渉した結果、計200名の子どもたちにお面を通して久しぶりの五日市の夏祭りを楽しんでもらうことができました。
この他にも、フォトスポット設置、フォトコンテスト開催、SNS運営といった新たな試みも担い、次年度以降も今年の取組みを継続したいと役員の方に好評いただくことができました。

実行委員に参加した当初は、ベテランの方々の中で自分に何ができるか手探りでしたが、街の素敵な取組みを大切に思いながら私たちの世代に馴染みやすい企画を提案することで活性化に貢献できると感じました。
また、実行委員に入ったことで街の店主の方々に私の事業を知っていただく機会にもなりました。

今後の展開について

この一年間、花人間の撮影、ギャザリングの作品作りやレッスンについて多くのチャレンジをしてきました。
今後も既存のサービスを発展させるとともに、今後の課題としては、まず、周知を強化することです。これまではSNSを見ていただいたお客様を中心にご来店いただいてきましたが、看板を設置して、通りからも見やすくするなど、集客ツールを増やしたいと考えています。
次に、陳列棚の拡充です。植木鉢をはじめ、園芸用品は好みに合ったものを見つけづらいという声を聞きます。当店では一般的な園芸店にないものを多く仕入れているため、園芸用品販売においても植物を楽しむ暮らしのお手伝いを担えるよう、スペースを整えていきたいと思っています。

開業を目指す方へアドバイスをお願いします

困難なこと、想定外のことがあっても事業の強みや目標を見失わずに、黒字化のための努力を続けることが何より大事だと思います。

私の場合、助成金申請前は店舗向けのお花レンタルサービスを軸とした事業展開を予定していましたが、緊急事態宣言など見通しが立たない中で、個人向けサービスに転換することを決めました。
開業後も、大々的な告知は自粛せざるを得ず苦労しましたが、「植物を通して癒される人を増やしたい」という想いで、一輪一輪にこだわって続けた結果、今では遠方の方から「オンラインでどうしても受講したい」とリクエストをいただくまでになりました。困難なことがあっても心を強く持ち、やり続けていくことの大切さを感じる日々です。